2023/03/12 21:19
制作者が金属のマットな質感が好きなので、HARUKAjewelryでは艶消し仕上げにしている商品が多くあります。
今回はこのタイプの仕上げをしたジュエリーの経年変化についてのお話です。
ジュエリーに用いられる貴金属は、繊細なデザインでも加工しやすいという特性上、柔らかい金属です。
愛用しているジュエリーやマリッジリングなど、着けている時間が長いものほど、少しずつ小さな傷ができてきます。
そのため、どんな仕上げでも長く使用していれば表面の質感は変化していきます。
未使用の状態
使用しているうちに表面がつるつるしたような質感になります
艶消し仕上げや、もっと目の粗いざらざらした質感のものは、表面の凹凸が少しずつですが均一になっていきます。
地金の色は変わっていなくても、質感によって色も多少違って見えるようになります。
新品の時と比べると、少しですが表面が滑らかになり、目立ちにくいですが小さな傷もできます。
白っぽさが少なくなり、グレーっぽく見えます。
艶消しがなくなるわけではありませんが、印象が変わるのでご参考にしていただければと思います。
お手入れの際はジュエリー用のクロスではなく、液体のクリーナーの使用をおすすめしております。
ジュエリークロスには研磨剤が含まれていることが多いからです。
鏡面仕上げに使うと光沢がよみがえる研磨剤つきのクロス。
でも艶消し加工に使用すると、表面の凹凸がはやく減ってつるつるしてきてしまいます。
艶消しの質感を長く保ちたい場合にはご注意ください。
ジュエリーの経年変化は愛用の証
私は、ジュエリーの経年変化は愛用の証だと思っているので、目立つ大きな傷や変色以外は基本的にそのままにしています。
新品の状態では作れない質感になるので、それも好きです。
もちろん、しばらく経ったのでたまには新品の時の質感にしたいと思うこともあります。
修理したり、磨き直したりして長く大切に使えることも金属のいいところですよね。
磨き直したい方は、新品同様の状態にできますので、お気軽ご連絡くださいませ。
最後までお読みいただきありがとうございました。
素敵なジュエリーライフを!